富士通株式会社

「Work Life Shift」の推進

第23回テレワーク推進賞 実践部門/特別賞 受賞

2025年 日本テレワーク協会会員

業種
製造業
企業規模
1,001名以上
課題
育児/介護 / 地域活性化 / エンゲージメント向上
全国約1万8000人の社員によるテレワーク実践で得た知見やノウハウを、特に中小企業向けのソリューションとして提供。テレワーク環境の構築だけでなく、業務プロセスの見直しや改善までをワンパッケージで支援し、各社の課題に合わせた実践的なコンサルティングを行っています。
【受賞理由】
同社は2020年7月に時間と場所にとらわれない新たな働き方のコンセプト「Work Life Shift」を発表。2021年10月には真のHybrid Workの実現、Lifeのさらなる充実を目指し「Work Life Shift 2.0」を発表した。
「Work Life Shift2.0」のコンセプトは、
①Hybrid Workの実践とエクスペリエンス・プレイスへの進化、
②DX企業としての働き方の進化、
③WorkとLifeのシナジーの追求である。
これは事業構造改革を進める中でトップの強いリーダーシップのもと、持続的な企業価値の向上に向けてテレワークを活用しつつ企業の発展と社員の成長の両立を指向している優れた活動である。
その成果は、通勤時間の月平均約30時間の削減、約1,300人の単身赴任の解消、家庭事情に配慮した遠隔勤務約400人の実施など。また平均睡眠時間が約20分増加し、生産性は40%の社員が「上がった」と回答している。地方創生の一環から移住による遠隔勤務やワーケーションの拡大など多くの成果があり、テレワークを通じた戦略的な人的資源の活用事例として高く評価された。
さらにユニークなことは、1~3週間程度でのテレワーク活用により、普段と異なる地域・場所にプライベートで滞在しながら仕事をすることや、出張前後に休暇を取得したり休日を利用することで、出張先での滞在延長が可能な制度を導入していること。また従業員のスキルアップ、経験値を高める場として積極的な副業を推奨しているのも先進的である。300人を超える従業員が様々な分野で活躍しているという。
同社の最近の情報発信力や自治体との協働、全国規模のサテライトの展開などは進化段階にある成長事例として、また今後の活動成果が注目される事例として特別賞に推挙された。
<表彰式>
https://www.fujitsu.com/jp/