富良野市


第23回テレワーク推進賞 促進部門/奨励賞 受賞

2025年 日本テレワーク協会会員

業種
公務・公共
企業規模
101~300名
課題
採⽤と定着 / 地域活性化 / エンゲージメント向上 / その他
ワーケーション推進のため「実証費用助成金」制度を創設し、企業誘致を実施。地域の事業者やNPOと連携し、農業体験や自然散策といった富良野ならではの体験プログラムを開発。テレワーク環境と滞在場所の整備を進め、新たな関係人口の創出に取り組んでいます。
【受賞理由】
地方のテレワーク普及のための促進支援を実施している地方公共団体である。
令和3年度より「ワーケーション実証費用助成金」制度を設け、富良野市内においてワーケーションを行う取り組みに対して「宿泊費等を一部助成」するとともに企業社員等を受け入れ、人材育成研修や地域課題解決に向けたとワーケーションイベントを開催している。
テレワークの拠点づくり、宿泊施設の確保、富良野ならではの体験プログラムの創出については、市内事業者、NPOと連携して推進している。移住・促進のためのさまざまな施策を支援している。富良野のワーケーションのポイントは以下のとおり。
①テレワークの拠点づくり、②長期滞在に向けた宿泊施設の確保など、主に場づくり、環境サポート、コミュニティづくりを実施。
これらの活動を通して、関係人口の増加を目指したワーケーションの一層の促進、また地域資源とテレワークを活かした地方創生施策として期待される。特に、人材育成型ワーケーションのメニューに独自の工夫が多く、他の自治体の模範になる取り組みが評価された。
コミュニケーション力強化や環境教育プログラムなどは、連携する(参加する)企業との関係性を強化し、また常にSNSを活用した情報発信力、特に市独自の支援等のPRは発信量・質ともに高い。
現在は、計画と目標を定め実績を積み上げている最中である。民間企業やワーケーション等の専門機関との連携体制や、ワーケーションに特化した地域おこし協力隊の登用等による推進体制の整備など、行政だけではなく外部資源も有効活用したワーケーション普及促進の先行事例の一つとして今後の展開に注目していきたい。