糸魚川市


第23回テレワーク推進賞 促進部門/優秀賞 受賞

2025年 日本テレワーク協会会員

業種
公務・公共
企業規模
301~1,000名
課題
採⽤と定着 / 地域活性化 / その他
平成31年度からワーケーションの調査・研究を開始。世界ジオパーク認定の豊かな自然を活かし、「親子」「防災」「ジオフード」など、地域資源とテレワークを組み合わせたユニークなワーケーションプログラムを開発・推進しています。
【受賞理由】
同市のテレワークは、地方自治体が実施するワーケーション施策とテレワークが結びつき、地域活性化を促進する好事例として評価された。
同市は富士通グループとワーケーション・パートナーシップ協定を締結し施策を実施している。一般的にIT企業と接点の少ない地方において、定期的なワーケーション受入れを企業と連携することで実現し、地域の課題解決や人的交流のきっかけを創出していることがユニークと評価された。
実績を見ると、令和4年度のワーケーション目標数は100人。その実績数は302人であった。(参考までに令和2年度は目標数20人、実績数10人、令和3年度は目標数40人、実績数405人であった。)
その他のワーケーションの主なテーマは、日本で初めて認定されたユネスコ世界ジオパークを活用したワーケーションプログラムが代表的。糸魚川の地理的な特色を活かし、ワーケーション地の付加価値を高めている。その他にも「防災ワーケーション」、「親子ワーケーション(体験入学を通じて第二のふるさとづくりに貢献)、移住体験交流施設「水上」など独自性のあるテーマが企画されている。
また成果にコミットし関係団体と連携しながら、活動を広げているのが特徴である。公民一体となってデザインを描き、それぞれの役割をもって実践している。とりわけ親子ワーケーションの実施には、様々な制約も多い中、まずは実践していることが評価された。同市は他への発信も素晴らしく、地方自治体の取り組みとして影響力が大きい事例として評価された。