社団法人 日本テレワーク協会


「ワイファイ」の正式表記は「Wi-Fi」なんだって。

 

 

無線なのにーハイフンでつなぐんだね。

 


デジタル技術を活用することでテレワークは効率化、高品質化できます。デジタル技術とテレワークは対となることで、高度な働き方改革をもたらすことが可能です。

このセクションでは

 

 
 
 
 

 

というテーマで課題、対策、事例、ソリューションを解説します。


 

 

議事録作成のDX化で手間の削減、品質向上

コロナで広く普及したWeb会議は5類移行も時間や場所を効率化できる、離れて働く必携ツールとして定着しています。

 

また会議内容を情報共有するために議事録作成するケースも増えてきていますが、日本語の変換精度がネックとなり、省力化につながらないこともあります。

 

導入しやすく精度が高いツールを選択いただくことが生産性に寄与します。

 


 

 

ペーパーレス化から業務のデジタル化につなげる

紙のスキャン、印刷せずにモニターやファイルサーバーで共有する等のペーパーレス化により、保管スペースや印刷枚数を削減し、職場の整理整頓やコストカットが可能です。

 

一方でペーパーレス化だけでは業務時間の削減や場所を問わず対応できる利便性といった大きな効率化につながっていない、という会社は多く存在しています。

 

効率化を実現する上で導入のハードルが高くなく、ITの苦手な社員も簡単にできて、全社員が効果も実感できるところから着手されてはいかがでしょうか?

 


 

デジタルを活用した労務管理の徹底と働き方改革の両立

パソコンのログオン・ログオフ記録だけでは、労働時間の実態が第三者から見て明白になっていません。

 

多様な働き方、柔軟なオフィスレイアウトなど労働環境改善を推進している半面、部下が目の前にいないために業務進捗などの管理はしづらくなっています。

 

長時間残業を抑制するためには、残業の理由や時間を上司が確認し承認する必要があります。

 

働く場所や時間が違っていても、個人やチームの勤務状況を把握する必要があります。

 

主体的に自身やチームの働き方を改善するマインドを醸成する必要があります。

 

デジタルを活用することで、勤務管理データやパソコンの操作ログなどを解析し、1人ひとりの働き方や個性を踏まえたチームの活性化と、適正な労務管理の両立が実現可能です。

 


 

コールセンター従業員のエンゲージメントとサービス品質の向上

コールセンターはカスタマーサービス上重要な機能として位置づけられる一方で、オペレーターは電話やメールだけでなくチャットやSNSなどの多様なコミュニケーションツールを使いこなし、苦情やクレイマー対応などの高いストレス環境におかれています。

 

それが離職率に反映して、結果サービス品質の低下を招きかねません。

 

しかも常に効率化、コスト削減、カスタマーサティスファクションの向上要求に対応していく必要があります。

 

これにはコミュニケーションの一元管理、業務モニタリングと効率化、明確な指示とトレーニングの提供が求められます。

 

またセキュリティを確保しつつ、オペレータが自宅等で業務可能なテレワークを導入することも、働きやすさやエンゲージメント向上には必要です。

 


 

 

テレワークの音声通信コスト抑制、通話品質向上

テレワークを進めるにあたって社員に携帯を貸与するには、コスト面で導入のハードルがあります。

 

一部の社員に貸与すると不公平感が発生してしまいます。

 

私用携帯を業務に使わせる(BYOD)は、費用の分計の手間やプライベート番号を開示しないよう非通知発信になってしまう問題があります。

 

BYOD用に業務に使う用途の電話番号を付与でき、IP電話ではなく通話品質の高いキャリアのサービスを選択してはいかがでしょうか?

 


 

 

3Dバーチャルオフィスが場所の差問題を解決

これからのテレワークはアウトプットの高品質化、最大化を実現する働き方として、場所の違いが働きやすさや働きがいにもたらす課題を極小化し、真に世界中どこにいても同じ場所で仕事をしていると実感できることが求められていきます。

 

3Dバーチャルオフィスもその実現に必要となる機能要素です。

 

臨場感ある会話、リアルタイムでの翻訳、アバターのリップシンク(会話と口の動きを合わせること)や身振りが、働き手の体験を一新するものと考えています。

 


 

 

リモートでも責任ある代表電話対応を実現

転送電話などの着信転送では「発信者が分かりづらい」、「自分への電話でない場合たらい回しに」、「代表電話への対応者が誰か?切れたのか?」といった課題があり、電話当番出社が発生します。

 

クラウド型PBXなどに切り替えることなく、既存の会社の電話と社員が持つスマホを融合すれば、より安価に代表電話対応が可能になります。

 

 


 

 

作業現場にビデオコミュニケーションを活用

テレワークや遠隔での業務コラボレーションを可能とするビデオ会議ツールは、コロナ禍で急速に普及し、5類移行後もオフィスなどにおける事務領域を中心に、その活用が定着しています。

 

一方で製造業、建設業などの現場作業や、業務用機器、サーバーなどの保守業務においては、作業場所での物理的な制約を受けるため、視認性を確保できるサイズ感のビデオ会議ツールは利用には不適です。

 

これからの現場作業の効率化、高品質化に向けては、
・手順等ナレッジをデジタル化すること、
・現場作業者を遠隔からでも支援できるようにすること、
・そして現場でも視認性高く、遠隔からの支援を確認できることが求められます。

 


 

 

セキュリティ強化や、OSやアプリケーションを一元管理する等の目的で、仮想デスクトップ(VDI)は多く利用されています。PCにデータを残さずに画面イメージのみ転送するため、データ漏洩対策に有効な一方で、処理スピードが遅くなるケースがあります。

 

近年Web会議、動画、Webブラウザ、画像の利用頻度が増えていますが、VDIサーバにGPUが搭載されていない場合、CPUがグラフィックスの処理を担うため、CPUが高負荷になることが原因です。

 

利用者にとって快適な操作性を確保するためには、VDIサーバにGPUを搭載することが推奨されます。

 


 

 

 

BYODにビジネス専用の電話番号を付与
(楽天コミュニケーションズ)

楽天コミュニケーションズのモバイルチョイス “050”はビジネスとプライベート、2つの電話番号を1つのスマホで持つことができるサービスです。

 

BYODで端末購入費が不要なだけではなく、サービスの初期費用・月額基本料も0円

 

しかもIP電話ではないので、通話品質も安心です。

 

 


楽天コミュニケーションズ株式会社 山下様

 


 

 

AIを活用した文字おこしによる議事録作成
(アドバンスト・メディア)

全国20~59歳までのビジネスパーソンかつ勤め先で議事録作成業務のある人への調査※によると、次の結果となっています。

・議事録作成に負担を感じている=67%
・議事録作成業務のAIサポートツール・アプリの使用を希望している=70%
・実際にAIサポートツール・アプリを利用している=1.4%

 

そこで人力による文字おこし業務をAI技術を活用し効率化してはいかがでしょうか?

 

アドバンスト・メディアが開発した【Amivoice:AI音声認識技術】と【生成AIサービス】は日本語の精度に強みがあり、デスクトップのアプリケーション上でセキュアに利用することができます。

 

660の自治体と936の民間で活用されています。

 


株式会社アドバンスト・メディア 大内様

※出典:キヤノンマーケティングジャパン(株) 「議事録の作成業務における現場の負担とDXの浸透を調査」(2023/02/21)

 


 


ビデオを接点とした顧客対応「コンタクトセンターアズアサービス(CCaas)」
(ZVC)

Zoom Contact CenterはビデオコミュニケーションのプロZoomならではの、ビデオを使用した画面共有、ファイル共有、通話やチャットなど、複数チャネルを横断して、迅速な問題解決をサポートします。

 

顧客対応中に、バックオフィス専門家と簡単にやり取りできます。

 

ノーコードで業務フローをデザインできます。

 

リリースして約15カ月で世界の約400社が導入しています。

 


ZVC Japan株式会社 武田様

 

 

VRオフィス空間でチーム感醸成
(NTTデータ)

従来のWeb会議では場所の違いは歴然としており、会議室の発言が聞き取りづらい、会議室の参加者間の発言が聞こえないなどにより、リモート参加者は孤独感や疎外感を感じています

 

だったら出社すればいいといったリモートハラスメントも存在し、社員のインクルージョンに支障をきたします。

 

ネットワークによってはビデオや音声のクオリティが貧弱で、きちんと内容が把握できないことも多々あります。

 

NTTデータのBXO Cross Reality(XR)「Coome(クーム)」は3Dオーディオによる臨場感のある会話、リップシンクや感情推定による表情変化機能、フルボディのアバターによる身振りでリアルに近いコミュニケ―ションシーンを再現。働く場所が様々な世界中のメンバーとのチーム一体感のある高度な働きやすさを実現します。

 

株式会社NTTデータ 北村様


 

 

代表への着信をスマホにプッシュ通知
(HY技研)

HY技研の『代表PUSH』なら、既存の会社の電話を社員のスマホと連携させ、代表着信時にスマホにプッシュ通知します。

 

これにより「誰からの通知か」「自分の顧客か」「誰が応答したか」が分かり、代表着信へのスムーズで責任ある対応が可能になります。

 


 

 

複合機とAI-OCRで簡単便利な効率化
(富士フィルムビジネスイノベーションジャパン:FBJ)

紙やイメージ(PDF、JPEG等)などの注文書や請求書などの取引先ごとの仕分けやデータ化、社内システムへの取り込みまで極力自動化することから業務のデジタル化を始めてはいかがでしょうか?

 

FBJのApeosPlus desolaは紙やイメージを複合機などから取り込むことで取引先ごとに注文書などを仕分けて、AI-OCRがデータを抽出し、データを社内システムに自動登録するクラウドソリューションです。

 

従来の帳票仕分け、OCRを利用したデータ抽出、確認、社内システムへの登録を人力で行う場合と比較し、約66%の社員稼働を削減することができます。

 


富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 藤澤様

 

 

実態に則した働き方の見える化を可能に
(NEC)

NEC 働き方見える化サービス Plusなら

 

パソコンの利用状況を自動で収集し、客観的データで働く時間を見える化することで、労働時間の適正把握を支援します。これによる働き方の分析とリスク対策で,休職・離職防止を支援します。

 

ダッシュボード画面からチームメンバの勤務状況確認することで、メンバのタスクをチェックし業務の負荷を分散.部下の就労状況を適正管理できます。

 

上司の残業承認がない場合にはPCをロックすることで,会社や上司が承認していない残業や休日出勤を防止できます。

 

チームの「働き方」が見える化できるため,多様な環境下でも部下一人ひとりの働き方や個性を把握しチームのマネジメントに活かすことが可能となります。

 

また社員が主体的に改善し助け合うコミュニケーションの活性化が実現できます。

 


日本電気株式会社 佐多様

 

 

サーバーにGPUを搭載しテレワークの生産性を向上
(NVIDIA)

サーバにGPUを搭載し、NVIDIA仮想GPU(vGPU)ソフトウェアによりGPUを仮想分割することで、複数のユーザーに生産性の高いVDI環境を提供できます。

 

パフォーマンス改善
 CPU負荷を約10~60%削減。フレームレートを5~25FPSアップ(1秒間に送られる画面数。多い方がスムーズ)。

 

サーバ集約率を50%向上
 1サーバで稼働する仮想マシンを増やして、サーバ台数と、その電気代を削減。

 

ノートPC1台でどの場所からでも、どんな作業でもできる環境の実現

 -通常のビジネスユーザー
  Web会議や動画、Webブラウザや地図、オフィスソフトやPDF等の利用でストレスのない作業環境

 -高性能環境が必要なプロフェッショナルユーザー
  グラフィックス:CAD/BIM/CIM/デザイン/レンダリング
  コンピューティング:AI/CAE/Deep Learning/HPC

 

エヌビディア合同会社 後藤様


 

スマートグラスで働き方改革
(レノボ・ジャパン)

ARスマートグラス「ThinkReality A3」を活用することで、製造業およびIT分野での遠隔支援とテレワークを可能にし、生産性向上、コスト削減、スキル伝達、リモートコラボレーション、柔軟な働き方を実現します。

 

リアルタイムの遠隔サポート: ThinkReality A3を使用することで、遠隔地にいる専門家がリアルタイムで現場の作業を視覚的にサポートできます。問題の素早い解決やトラブルシューティングが可能になり、生産性向上に寄与します。

 

スキルの継承とトレーニング: ThinkReality A3は新入社員や非熟練労働者に対して、現場での作業スキルを効果的に伝達できます。スキルの継承が容易になり、トレーニングコストの削減と品質向上につながります。

 

携帯性の高いバーチャルモニター:ノートPCにThinkReality A3を接続することで、利用者にしか見えないバーチャルなモニターを大画面・複数画面で表示できます。リモートワーク先でも周囲から画面の覗き込みを防ぎ、効率よく作業を行うことが出来ます。