AIとデジタルツールで覚醒!
「はぴえん。」吉永氏が切り拓く、場所に縛られない新しい働き方改革
「笑顔が溢れる日常に誰もがワクワクする時間を提供する」を理念に掲げる「はぴえん。」代表の吉永智香氏。かつては長時間労働や非効率な業務に課題を抱えていましたが、AIとデジタルツールの戦略的な導入により、劇的な働き方改革を実現しました。その取り組みと成果、そして成功の秘訣に迫ります。
導入企業情報
![]() 吉永氏 |
代表者:吉永 智香 氏 |
---|
導入前の課題(ビフォー)
吉永氏は、食品メーカーでの勤務を経てフリーランスへ転向し、パラレルワーカーとして多岐にわたる業務を手掛けています。しかし、独立当初は以下のような課題に直面していました。
【長時間労働の常態化】週7日、1日10時間に及ぶ労働が続き、「やらなきゃ」という焦りを常に感じていた。
【非効率な業務プロセス】 嫌いな仕事や苦手な作業を後回しにしがちで、業務全体の生産性が上がらない。
【情報過多とツール選択の困難】 AIやデジタルツールが多すぎて、どれを選び、どう使えば良いのか分からない。
【顧客への提供価値への不安】 時間が足りず、クライアントが本当に求める情報を提供できているのか不安を感じていた。
これらの課題を解決し、自身の理念である「笑顔が溢れる日常とワクワクする時間の提供」を実現するため、吉永氏は本格的なデジタルトランスフォーメーション(DX)への挑戦を決意しました。
DXの具体的な取り組みとプロセス
吉永氏のDXは、福岡市のデジタル支援をきっかけに本格的にスタートしました。
1.「苦手」をAIに任せることからスタート
まず取り組んだのは、自身が「苦手」と感じていたクライアント分析業務へのAIツール「Deep Research」の導入でした。これにより、「これ!使える!」という手応えを感じ、他のツールへと活用範囲を広げていく自信につながりました。
2.段階的なツール選定と実践
デジタル支援を受けながら、自社の業務に適したAIツールやデジタルツールを段階的に選定。単に選ぶだけでなく、自身のコンテンツ作成に実際に使用することで、ツールの特性を深く理解していきました。
|
3.「使う→発信→人に教える」の好循環
ツール活用で得た知識やノウハウを、自身のセミナー(よろず支援での「AIツールで始めるスモールビジネス構築セミナー」「Canvaセミナー」「はじめてのChatGPT講座」など)で積極的に発信。参加者からのフィードバックを自身のスキルアップやツールの更なる活用へと繋げ、知識の定着と進化を図りました。この「使う→発信→人に教える」というループが、DX推進の大きな力となりました。
DX導入による成果
AIとデジタルツールの導入は、吉永氏の働き方とビジネスに劇的な変化をもたらしました。
労働時間の大幅な削減
生産性と業務品質の向上
苦手な業務をAIに任せることで、自身は得意な仕事や創造的な活動に集中できるようになり、業務全体の生産性が向上。クライアント向け分析内容の質も高まり、顧客からの評価も向上しました(顧客満足度の向上)。
精神的なゆとりの創出
「やらなきゃ」という焦りから解放され、精神的なゆとりが生まれ、新しいアイデアの創出や、さらなる自己成長への意欲も高まりました。
DX成功の要因
「はぴえん。」のDX成功の背景には、いくつかの重要なポイントがありました。
【素直に試してみる姿勢】 新しいツールや手法に対して、まずは「素直に試してみる」という前向きな姿勢が、成功の第一歩でした。
【「使い倒す」という意識】 導入したツールは徹底的に使い込み、月額課金の元を取るという意識で、その価値を最大限に引き出しました。
【定期的な見直しとツールの“賞味期限”の意識】 常に新しい情報にアンテナを張り、ツールの機能や市場の変化に合わせて、定期的な見直しを行いました。
【「使う→発信→人に教える」ループの確立】 学んだことをアウトプットし、他者に教えることで、自身の理解を深め、スキルを定着させました。
【小さな成功体験の積み重ね】 まずは一つのツールから始め、そこで成功体験を得ることで、次のステップへと進むモチベーションを維持しました。
今後の課題、取り組み
吉永氏は、今回のDX成功を一過性のものとせず、さらなる飛躍を目指しています。
【海外との2拠点事業展開の加速】 タイのノマドビザ取得を機に、海外も視野に入れた事業展開を本格化。
【「デジタル×スキル」で自由に働くロールモデルへ】 自身の経験を通じて、場所や時間に縛られずに能力を発揮できる新しい働き方のロールモデルを目指す。
【中年の星として、新しいライフキャリアを創造】 45歳という年齢からでも、新しいキャリアを築き、輝けることを証明し、多くの人に勇気を与えたい。 |
![]() [ゴルフもうまくなりたい!] |
「まずは一歩を踏み出せば、未来の景色が変わる。小さな挑戦からで大丈夫。この記事が、あなたの“はじめの一歩”の背中をそっと押すきっかけになれば幸いです」と吉永氏は読者へメッセージを送ります。
関連情報・ナビゲーション
テレワーク実践事例サイトはこちら
お問い合わせ
日本テレワーク協会 窓口 guide@japan-telework.or.jp (お手数ですが、@を半角に替えてください)