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2025.11.11

【報道発表】5,868票が選んだ「働き方DX表彰」9事例を発表。
「5年以上離職ゼロ」の文化、官民連携「防災DX」など、働き方のみらいがここに!

 一般社団法人日本テレワーク協会(所在地:東京都千代田区、会長:吉澤 和弘)は、本日、日本の働き方のみらいを照らし出す、「働き方DX応援投票・表彰」受賞9事例を発表しました。全国から集まった「熱い共感の声(一般投票:2,119票)」と、「冷静な客観評価(パネル投票:3,749票)」、合計5,868票もの声によって選ばれたのは、困難な課題を乗り越え、確かな成果を創出したDX事例です。合算最多得票数を獲得した「オーディエンス・チャンピオン賞」には、大分県日田市・富士フイルムシステムサービス㈱による官民連携の防災DXが輝きました。

 

働き方DX応援投票・表彰公式サイトはこちらから

なぜ今、「働き方DX」が日本の未来を左右するのか? ~本表彰の背景~

少子高齢化による労働力不足、多様化する価値観、そして急速なデジタル化の波。日本企業は今、大きな変革期を迎えています。こうした時代認識のもと、日本テレワーク協会は、日本の働き方を継続的にアップデートするための戦略的な「価値創造サイクル」を推進しています。

 

【価値創造サイクル:日本の働き方をアップデートする仕組み】

1.【調査】現状と課題を知る: 「働きがい働きやすさアンケート」で全国のリアルな状況を把握。
2.【事例】成功の知恵を学ぶ: 先進企業のDX成功事例を「働き方DX事例集」で共有。
3.【研修】次の一歩を踏み出す: 国の基準や先進事例から学び、自社のアクションプランを策定。
4.【表彰】称賛し、希望を広げる: 本表彰で優れた取り組みを社会に広め、変革の輪を加速。

 

今回の「働き方DX応援投票・表彰」は、このサイクルの熱気を社会に伝え、次なる挑戦を後押しするための重要なステップです。「働きがい働きやすさ調査・推進委員会」(事務局:当協会)の協力のもと、日本の未来を切り拓くモデル事例を発掘・顕彰します。

 

5,868の声が選んだ理由 ~独自性と信頼性を担保する選考プロセス~

本表彰が目指したのは、人気コンテストではなく、社会全体の手本となるべき取り組みを、公平かつ多角的に見出すこと。そのために、私たちは2つの異なる「ものさし」を用意しました。

 

・一般投票 =『熱量の評価』

従業員、顧客、地域住民… その取り組みに関わる人々の「心を動かしたか?」を測る共感の指標です。DX推進の原動力となる「巻き込む力」の証明とも言えます。

 

・パネル投票 =『客観評価』

各社と利害関係のない、多様なバックグラウンドを持つ1,067名の調査会社に登録するパネラーが、その取り組みの「社会的な価値は何か?」を冷静に比較・吟味した評価です。

 

さらに、これらの声を最大限尊重しつつ、多様な価値を称えるため、「受賞階層ルール」という厳格な基準を適用。まず投票結果に基づく「最多得票数賞」を決定し、次にパネル投票上位の中から各賞を選定、最後に委員会審査による「特別賞」を加えることで、多角的で納得感のある選考を実現しました。

 

【輝く9つの事例紹介:日本の働き方DX、最前線レポート!】

厳正なる選考の結果、未来への希望を感じさせる、以下の9つの素晴らしい事例が選ばれました。

最多得票数賞:みんなが選んだ、時代の象徴!

1.オーディエンス・チャンピオン賞(合算投票数 第1位)

受賞:大分県日田市・富士フイルムシステムサービス株式会社
ストーリー: 災害多発地域の行政と民間企業がタッグを組み、被災者の生活再建に不可欠な罹災証明書発行の所要時間を57%も短縮する防災DXを構築。多くの人々の「安全・安心」への願いを形にしたこの取り組みは、一般・パネル双方から圧倒的な支持を集め、見事合算532票を獲得しました。まさに、社会全体の共感が生んだチャンピオンです。

 

2.パネル・セレクション賞(パネル投票数 第1位)

受賞:JR九州システムソリューションズ株式会社(福岡県福岡市)

ストーリー: 鉄道という社会インフラを支える企業のシステム会社が、社員の幸福度を追求するEX改革で、残業を9割減らし、売上は8倍に躍進。その着実で本質的な取り組みは、多様な視点を持つパネラーから最も高く評価され、パネル投票268票を獲得しました。社会の手本となるべき、普遍的な価値を持つ取り組みです

 

各賞:多様な切り口で光る、革新のモデルたち!

3.DXイノベーション賞(パネル投票数 2位)

受賞:株式会社日本海洋科学(神奈川県川崎市)
ストーリー: 「未来の物流」が現実に!ライバル企業も含む53社が結集し、航行の5%を自律航行させることに成功。業界の垣根を超えた共創と、その技術的インパクトは、まさに日本のDXにおける革新モデルです。

 

4.ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン賞(パネル投票数 3位)

受賞:神奈川県横浜市
ストーリー: 378万市民の暮らしが変わる! 市民の声から生まれた子育て応援アプリ「パマトコ」は、オンライン手続きで区役所に行く手間を削減し、誰もが安心して子育てできる環境づくりに貢献した、DE&Iの先進事例です。

 

5.生産性革命賞(パネル投票数 4位)

受賞:静岡県富士市・コニカミノルタジャパン株式会社

ストーリー: ベテランの「匠の技」がAIで蘇る! 言葉にしにくい”暗黙知”を人間の知恵で引き出し、AIが解析することで、誰もが学べるマニュアルへと変換。この独創的な技能伝承モデルは、多くの企業に生産性向上をもたらす可能性を秘めています。

 

6.ソーシャルグッドDX賞(パネル投票数 5位)

受賞:新潟県長岡市
ストーリー: テクノロジーは、人を救うために。オンライン診療機能を搭載した車両が、”医療限界集落”を巡回。地域医療の持続という深刻な社会課題にDXで光を当てる、まさにソーシャルグッドな取り組みです。

 

7.働きがいエンゲージメント賞(パネル投票数 6位)

受賞:日本情報通信株式会社(東京都中央区)

ストーリー: 「社員の幸せ」を経営の核に据え、働き方DXを徹底推進。その結果、エンゲージメントは5年で53%向上し、営業利益は倍増を達成。社員一人ひとりのWell-beingと、企業成長を同時に実現したことが評価されました。

 

 働きがい働きやすさ調査・推進委員会 特別賞:困難を乗り越え、未来を創る希望の星!

(働きがい働きやすさ調査・推進委員会による審査で選定)

 

8.委員会特別賞

受賞:株式会社スズキアリーナ大隅(鹿児島県曽於市)
ストーリー:「働きやすさ」が「新事業」を生んだミラクル! 地方の自動車販売店が、休日を増やした結果、残業を半減させたという独自の「働きやすさ改革」を断行。すると社員の意欲(働きがい)が高まり、IT事業という新たな事業価値が誕生! さらに採用難まで解決するという「改革の連鎖」を実践しました。特に地方・中小企業にとって、勇気と希望を与える変革ストーリーです。

 

9.委員会特別賞

受賞:ヤマトカンキョウ株式会社(佐賀県佐賀市)

ストーリー:「5年以上、離職者ゼロ」という偉業! これは偶然ではなく、「働きやすさ」と「働きがい」が両立する企業文化が、長年にわたり深く根付いている証。心理的安全性と公正な評価制度が、社員の「ここで働き続けたい」という想いを育んでいます。変革のスズキアリーナ大隅に対し、ヤマトカンキョウは「理想的な文化の持続」という、もう一つの重要な価値を示してくれました。

 

未来へつなぐ ~受賞事例が社会を変える力に~

本日全72の働き方DX事例も最終公開!ぜひこちらもご覧ください

受賞された皆様、誠におめでとうございます。そして、惜しくも選外となった事例の中にも、日本の未来を照らす数多くの挑戦がありました。ご参加いただいた全ての企業・団体の皆様に、心からの敬意を表します。今回受賞された企業・団体には、2026年1月15日、16日に開催予定の「JTAアニュアルカンファレンス」等で、その貴重な知見を発表いただく予定です。

 

「JTAアニュアルカンファレンス」参加申込はこちらから(受賞事例発表は1月15日です)

 

日本テレワーク協会は、この「働き方DX応援投票・表彰」を含む「価値創造サイクル」を力強く回し続けることで、優れた取り組みが日本全国へ波及し、社会全体の生産性向上、そして一人ひとりのウェルビーイング向上に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。

 

【団体概要】

主催: 一般社団法人日本テレワーク協会

1991年設立。テレワーク、多様で柔軟な働き方の普及推進を通じて、個人が活き活きと活躍できる社会の実現、企業の生産性向上、地域の活性化等に貢献。働き方DXや人的資本経営を推進する、マインド、制度、文化を社会に醸成する「価値創造サイクル」を展開する。

 

協力: 働きがい働きやすさ調査・推進委員会
東京大学名誉教授 大西 隆を座長に、学識経験者、経済団体、産業団体等で構成され、総務省、厚生労働省、経済産業省がオブザーバー参加。日本テレワーク協会が推進する「価値創造サイクル」のうち、「全国調査」の実施・分析、および本表彰における「委員会特別賞」の審査・決定を担当。事務局は日本テレワーク協会。

 
報道発表資料

報道発表資料

 

本リリースに関するお問い合わせ先

一般社団法人日本テレワーク協会

窓口メールアドレス:guide()japan-telework.or.jp ()を@に替えてください。

 

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