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2020.07.01

<ニュースリリース>経営・人事戦略の視点から考える テレワーク時代のマネジメント改革 ー働き方の未来特別研究プロジェクト研究成果レポートの発表についてー

 一般社団法人日本テレワーク協会(会長:栗原 博、所在地:東京都千代田区、以下日本テレワーク協会)では、情報通信技術(ICT)を活用した、場所と時間にとらわれない柔軟な働き方である「テレワーク」を広く社会に普及・啓発することにより、個人に活力とゆとりをもたらし、企業・地域の活性化による調和のとれた日本社会の持続的な発展に寄与することを理念に活動しています。

 

 当協会では、2015年度より宇治名誉会長を発起人とした特別研究プロジェクト(部会長:椎葉怜子客員研究員*)を開催しています。メンバーには日本を代表する企業でテレワークや働き方改革の推進リーダーを務める経営層、人事担当の役職者の方々を迎え、事例の共有や議論を重ねてきました。

 

 2019年度は、東京オリ・パラ大会が予定されていた2020年以降はテレワークが当たり前の働き方になるであろうという想定のもと、テレワークの取組みやテレワークで変わる人材マネジメントのあり方ついて、経営戦略や人事戦略の視点から事例共有やディスカッションを行いました。本日ここに2019年度の研究成果レポートを発表します。

 

 日本テレワーク協会は、今後この成果をもとに関係方面との論議を深めていくとともに、新型コロナウイルス感染症対策として活用され、今後の定着が期待されるテレワークの普及促進に貢献して参ります。

ニュースリリースダウンロードはこちら

 

1. 研究成果レポート

第2期働き方の未来特別研究プロジェクトレポート
『経営・人事戦略の視点から考えるテレワーク時代のマネジメント改革』
 研究成果レポートはこちら
 プロジェクトメンバー企業名簿はこちら

 

2. レポートのポイント

 2019年度の研究会では、テレワークが働き方改革の大きな流れのなかでマネジメント改革と両輪で議論されたことが特徴だ。テレワークが効果的に活用されるには、テレワーク制度の導入やITツール等の環境整備だけでは不十分で、活用を促す経営・人事主導のマネジメント改革が非常に重要になってくる。

 

(1) 研究会の共通認識

2019年度の研究会では、働き方改革の目的が残業時間の削減や業務の可視化・自動化による生産性向上に加え、新たな付加価値やイノベーションの創出へと広がりつつあることが共有された。

 

(2) テレワーク時代のマネジメント改革

 テレワーク活用の鍵となるのが、部下の働き方に大きな影響力を及ぼす職場のマネージャーの存在だ。
 社員がテレワークを自律的に活用し、主体的にチャレンジしたくなる職場風土を作るには、マネージャーを含め社員の自律や挑戦を促す経営や人事主導のマネジメント改革が欠かせない。

 

(3) プロジェクトメンバー企業でのマネジメント改革の試み

①人事評価制度の見直し

テレワークが定着に向かう2020年以降、「ジョブ型」の人事制度や職責や成果に基づいた報酬制度への移行に関する議論がより一層活性化するだろう。

②管理職の役割の見直し

テレワーク時代の管理職には離れた場所で働く部下たちの自律や成長を促し、チームの成果を上げることが期待される。

③マネージャーに対するマネジメント支援

変化への対応をマネージャー個人に任せるのには限界があり、経営や人事主導によるマネージャーに対する全面的なマネジメントサポートが必要であるという意見が多く出された。

④新しいマネジメントスタイル

成果評価と部下のやりがいの両方を満たす優秀層のマネージャーは、部下が自助自走できるよう「部下の力を引き出し、育てるマネジメント」を実践しており、「自らの行動を客観的に振り返り、新たな技術を学び続ける謙虚な姿勢」があることが明らかになった。

⑤グローバルでの競争力

テレワーク先進企業では、グローバルでの競争力を高めるために、ダイバーシティとテレワークが両輪で推進されている。

⑥BCP(事業継続計画)対策としてのテレワーク

経営トップは今回の教訓をもとに、有事において全社を挙げてテレワークを機動的に活用できるよう、テレワークの定着をスピードアップさせる必要がある。

 

 今後、特にオフィスワークについては、「どの業務ならテレワークできるか」ではなく、「テレワーク前提」で業務の進め方を見直し効率の良い活用方法が検討されるべきだ。

 

 

 

*プロジェクト部会長  客員研究員 椎葉怜子 プロフィール

一般社団法人 日本テレワーク協会 客員研究員
椎葉 怜子(しいば れいこ)

2015年度よりテレワーク先進企業の経営者、人事担当の役職者を対象とする研究会の部会長を務め、政策提言・研究レポートの執筆を担当。テレワークの事例集の作成やセミナー企画など、テレワーク関連省庁(厚生労働省、総務省、国土交通省)・東京都のテレワーク普及促進事業に携わっている。著書に「テレワークで働き方が変わる!テレワーク白書2016」(共著/インプレスR&D)、「テレワーク導入・運用の教科書」(共著/日本法令)。株式会社ルシーダ代表取締役社長を兼任。

 

 

【本件お問い合わせ先】

(一社)日本テレワーク協会 富樫

電話 03-5577-4572

メール guide@japan-telework.or.jp