テレワーク推進賞 審査委員長の比嘉先生からのメッセージを掲載しました。
-テレワークは「三方よし」(経営によし、働き手によし、社会によし) 比嘉邦彦審査委員長
テレワークには三方よし(経営によし、働き手によし、社会によし)のメリットがあります。実際に、新型コロナのパンデミック下では、テレワークの「三方よし」の一端を多くの人が実感したことでしょう。テレワークを体験したワーカーの圧倒的多数がテレワークの継続を希望していることが各種アンケート結果から判明しています。しかしながら、パンデミック収束後に通勤ラッシュが戻ってしまっています。残念ながら、経営層の大半がテレワークの「経営によし」のメリットに気づいておらず、テレワークを単なる非常事態時の事業継続の手段としてしか理解していないのではないでしょうか。今回のパンデミック以前に問題となっていた「人手不足」・「介護離職」等々の重大な経営課題が既に戻ってきていますが、テレワークはこれらの課題解決に有効と考えています。テレワークにより、「求人への応募者数が増えた」・「離職率が改善した」・「優秀な人材を確保できた」・「生産性が向上した」・「大幅コスト削減ができた」・「働き方改革が達成できた」等々の「経営によし」のメリットを実現できた企業・団体は少なからず存在していると思っています。
日本テレワーク協会が主催するテレワーク推進賞は、日本で最も歴史があり、今回は記念すべき第25回目の表彰となります。テレワークによる「三方よし」を実現している、或いは、テレワークの新たな活用方法を実現している企業・団体からの応募をお待ちしています。
審査委員長
比嘉 邦彦
東京工業大学名誉教授
テレワーク推進賞 https://japan-telework.or.jp/associationactivities/suishin/ |