インタビューにご協力いただきました会員様
三井不動産株式会社 |
-お客様のセキュリティ意識は高い
ワークスタイリングのお客様でもセキュリティ対応状況を気にされるお客様は多いです。中には自社で作成されたチェックリストを持参され、回答を求められる場合もあります。これまで、お客様からワークスタイリングのセキュリティ対応が不十分という声をいただいていた訳ではありませんが、説明が難しいと感じることはありました。今回、認証を取得したことで、今後は、検査結果も活用しながら、お客様のセキュリティに関する質問に対して、より分かりやすく状況をご説明できるようになると考えています。
-認証プログラムの検査内容は想定外も
当初、検査内容はシステムのチェックが中心だと思っていて、管理体制などの人的な対応状況まで検査を受けることは想定していませんでした。しかし、実際には備品等の整理整頓やスプリンクラーの位置といった点まで細かく検査を受けたことが印象深かったです。幅広く検査をしていただき、コメントをもらうことで、セキュリティに対する様々な観点があることを理解することができました。また、最新のセキュリティ情報の収集や、定期的なパスワード変更等、継続的に取り組むべき項目もあり、常に見直しや改善していくことが重要であるということを再認識しました。
-検査結果をもとに社内研修も実施
今回のセキュリティ監査と脆弱性診断でいただいた検査結果は、今後の社内研修にも活用していく予定です。それによって、ワークスタイリングのスタッフのセキュリティに対する意識が一層高まると考えています。すべてのスタッフが、セキュリティに関しても高いレベルで理解し、お客様に対応できるようにすることで、より一層安心安全のオフィス環境を提供していきたいと思っています。
-セキュリティと利便性の両立
ワークスタイリングは法人様向け事業であり、直接のご契約窓口は法人様の人事や総務などの管理部門であることが多いです。そういった管理部門の皆様にとっては、「入退出管理やネットワークなどのセキュリティが万全であること」がプライオリティの一つとなっております。一方で、実際にご利用いただく社員様にとっては、利用しやすさ(すぐ入館でき、すぐネットワークにつながる)といった利便性が大きな関心事になります。私共事業者は、その両立を目指す必要があると考えており、また、それぞれのニーズにお応えするためには、常に新しいシステムや技術の導入の検討もしていかなければならないと考えています。
-トリプルスターの普及
日本テレワーク協会様とセキュアIoTプラットフォーム協議会様には、引き続き多方面への普及を目指していただきたいです。今回取得した認証が、高いセキュリティを備えたシェアオフィスを保証する“業界スタンダード”となって、お客様にも広く知られるようになってもらいたいですね。
-最後に一言
新型コロナウイルスの感染拡大を契機にテレワークを推進する企業が急増し、これまで以上に通信環境やセキュリティ対策が整備されたテレワーク環境のニーズが高まっています。そのような中、この認証プログラムが業界全体に普及することにより、事業者は切磋琢磨し、お客様はさらに高品質なサービスをご利用いただくことが可能となると良いと考えています。私共もシェアオフィス事業を展開する一社として、お客様のニーズに応え、セキュリティ対策を含む安心・快適な執務環境や多様な働き方、より生産性が高まる働き方をこれからも提供・提案してまいります。
-取材を終えて ~日本テレワーク協会~
セキュリティと利便性の両立についての、事業者様の悩みは尽きないのかもしれないと思いました。日本テレワーク協会も会員の皆様とこの課題解決に向けて常にできることはないかを考えて、情報発信を続けてまいりたいと思います。