日本テレワーク協会は、テレワークを通じ、調和のとれた日本社会の持続的な発展に寄与して参ります。

コラム

「テレワーク川柳」が映し出すテレワークの実相

テレワーク協会の「ライフコース多様化とテレワーク部会」では、「テレワーク」について会社のみならず家庭や社会においても理解を深め、より一層身近な働き方として普及促進していくために、2015年度から「テレワーク川柳」を公募し、入賞作品を表彰するとともに、入賞・佳作百選を選定し、イラストや解説を交えた冊子を作成している。

2016年度は、2月14日(火)に開催された「テレワーク推進賞表彰式」の中で審査結果を発表した。
入賞作品は以下のとおり。
(1) グランプリ賞
    ■ 埋もれてた 才能ワクワク テレワーク      (働き蜂)
(2) 準グランプリ賞
    ■ クールビズ 次なる主役は テレワーク      (風に吹かれて)
(3) 入賞
    ■ 一億の 人の数ある ストーリー          (ゆきだるま)
    ■ 紙ってる 働き方に ITを               (凸凹粘土層)
    ■ 場所でなく 仕事にこだわる テレワーク     (財星猫)
    ■ 「うちもやれ」 社長ダメです 真似だけじゃ    (ワークランバランス)
    ■ いきつけの カフェのソファが 新オフィス     (かるかん)
    ■ 管理者の オレ在宅でも 回るとは         (高嶺の花水木)
    ■ 居なくても 結果は出すよ テレワーク       (テレワーク通)
    ■ 介護する 親の様子も 聞く上司          (かきくけ子)
    ■ 子が見てる 今日は逆転 参観日         (あおねこ)
    ■ ママ友に 少し自慢の テレワーク         (木立慈雨)

「サラリーマン川柳」は、世相を反映するものとしてすっかり世の中に定着したが、担当者としては、「テレワーク川柳」も、テレワークの実相をうまく表現した作品が多く、作品の質も高いと自負している。イラストと併せて笑いながら読んでいるうちにテレワークのことをよく理解できるツールになっているのではなかろうか。

例えば、2015年度の百選作品に、「パソコンに 「すっぴんです!」と エラーでる」という作品があったが、その後、ある大手化粧品会社が、すっぴんでも自動的に化粧を施してテレビ会議に映し出すアプリを開発して話題になり、時代を先取りした作品であったと実感した。

2月8日(水)に開催された東京都主催の「ライフ・ワーク・バランスフェスタ東京2017」というイベントでは、小池百合子東京都知事が、協会の出展ブースでテレワークを体験されるとともに、イベントのスピーチの中で「テレワーク川柳」のこともご紹介されるという嬉しい出来事もあった。小池都知事は、2015年度の「テレワーク川柳」の中から、「上半身 ネクタイ結び 下ジャージ」など、具体的な作品も幾つか読み上げてご紹介してくださり、テレワーク啓発ツールとしての「テレワーク川柳」の有効性を改めて感じさせられた。

小池都知事がご紹介くださった作品は、服装を気にせずに済むテレワークの一つの側面を上手く表現した作品だが、2016年度の作品には、「自宅でも 髭剃り・たしなみ する矜持」という作品がある。ややもすると、「テレワーカーはだらしない恰好で仕事の質も低い」という誤解や偏見を持たれかねないことに対し、むしろテレワーカーはオフィスワーカー以上に緊張感と責任感を持って仕事をしているという自負心を謳った作品である。2月13日(月)の日経新聞夕刊に「在宅勤務、はかどる秘訣」という記事が掲載されたが、「在宅勤務、効率アップの工夫の例」として、「出勤する日と同じ時間に起きて、ひげを剃り、身だしなみを整える」ということが紹介されていた。まさに川柳の作品とも通じる内容であった。

2016年度の作品には、「五輪時の 交通対策 これ一番」という作品もあるが、政府も、東京オリンピック・パラリンピックの対策としてテレワークの活用を視野に入れ、今年度からそれに向けた取組を開始することを検討していると聞く。「テレワーク川柳」が、テレワークの実相や世の中の潮流を映し出している事例は、枚挙にいとまがない。

本コラムを読んで、「テレワーク川柳」に興味を持って頂いた方は、是非、ここをご参照願います。
また、2016年度「テレワーク川柳」冊子をご希望の方は、以下の問い合わせ先までご連絡願います。
E-mail:telework-senryu@japan-telework.or.jp
お一人様一冊まで、無料でお送り致します。
「テレワーク川柳」が様々な形で皆さまのお役に立つことが出来れば幸いです。

 

荒木浩一(2017.4.3)



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